からだの痒みとカサカサ
先日ネットを見てたら、某女性誌に女性の体の痒みの原因は乾燥肌という記事が。
またか…
シミでもシワでもなーんでも乾燥肌が原因で、保湿すれば大丈夫というオチに、大丈夫じゃなかった私は正直飽き飽きウンザリします。
皮膚科は行けば、乾燥=保湿が常識ですから、女性誌に回答したドクターも同じ事を提案するのは当然ですが。
どれだけの人が保湿でホントに満足してるのでしょうか?
痒みがひとまず治っても、年々保湿剤の量が多くなったり、よりこってりとしたテクスチャのものでなければ満足できないなら悪化していると言うことになります。
では、何でお肌が乾燥するんでしょうか?
鍼灸の施術を受けに来られる(30代~60代と様々な年代)方で、すねや腕、腰や背中がカサカサ、ざらざらしている方がいらっしゃいます。
そういう方は体が冷えてることがほとんどです。
冷えが無くて痒いという方はまだお会いしたことがありません。
これが、施術を続けていくと、早い方は数回でお肌のカサつきや痒みがなくなって、保湿が必要なくなります。
血流がよくなり、栄養が行き渡り肌を潤すことができるようになるから。
私は自分の体験から、虫刺されなどは別ですが、痒みというのは、その痒みがある部位の血流が悪くなっていることを知らせるサインでもあると思っています。
痒いところは、筋肉が張ってたり、あるいは冷えたりむくんだり、肌の色味が茶色くなっているからです。
掻きむしることで、乾布摩擦のように皮膚をこすり、血流を良くしているのだと考えます。
ですから、アトピー の方にもむやみに掻くなとは言いません。掻かずに我慢する方がよっぽどストレスになるのがわかるので。
私は痒みがひどい時は、流血するまで掻きました。
ここまですると気持ちがほっとしました。
その後の皮膚がヒリヒリして痛いという代償がつきますけどね。
アトピー が良くなれば掻かなくなるので、罪悪感は不要と思ってます。