免疫力UPにお灸を!
なかなか先の見えない状況が続いてますね。
鍼灸は医療機関のため、消毒など今まで以上に徹底して細々と営業を致しております。
こんな状況ではキャンセルも致し方ありませんし、今だからこそ体が辛い人のお役に少しでも立てたらとも思います。
できるところまでやってみようと思っています。とにかくお互い無事であることが1番!!
先月からサロンでは、免疫力UPのツボをお伝えし、お灸のサンプルをお渡ししました。
私に鍼灸でできることが、これしか思いつかなかったので。
セルフケアに勝るものはないと普段から思っているので、今まで機械のなかった方にも興味を持ってもらえたら嬉しいです。
では、なぜ今お灸でなのか?
昭和20年代まで日本で流行したのが、「死の病」と言われていた結核です。
薬や物資が不足する中、治療にお灸を用いた医師がいます。ご存知でしょうか?
原 志免太郎(しめたろう)博士です。
原先生は、お灸博士と呼ばれ、「灸の血液に及ぼす影響」を科学的に研究され(お灸が白血球数を増加させ、免疫性を増強し、病気の予防に有効である)論文を発表しています。
健康な時にあらかじめ灸をしておくことが結核に対抗する最良策との考えに至ったそうです。
現代でもいまだアフリカでは結核が蔓延しており、原先生の論文をもとに、お灸を活用している団体が存在します。
原先生ご自身も毎日足三里というツボにお灸をし、明治生まれながら104才まで現役医師としてご活躍され108才で旅立たれました。
鍼灸は薬のない時代にも活用されてきたものです。今こそ見直されてもよいのではないでしょうか。
もちろん1,2回で効果が永続する訳ではありません。実際どこまで効果があるのか?と疑問に思われるかもしれませんが、継続した者にしかその効果は実感できないものであります。
免疫力UPの足三里
ツボの取り方は1つではないですが、お手軽な方法をお伝えします。
足と同側の手の親指と人差指でL字を作り、
※指はしっかりピンと張ってL字にする
・親指の側面を膝のお皿の上辺に
・人差指をお皿の側面に添わせます。
この時の人差指の先が足三里です。
ここの上下左右押してみて、痛かったり響くような感じがするところにお灸をします。
自宅で手軽にできるお灸がドラッグストアで売っています。最初は温熱のおだやかなものから試すとよいです。
お灸のツボへの刺激を最大限に活かすため、食事と入浴の前後30分は避けましょう。
今までお灸をしたことがない方でも、「ハマりそう」とご感想を頂いてますので、是非試してみてください!